あなたの生きてきた日々を自分史にまとめてみませんか。

書くのが苦手でも大丈夫。お話しをするだけで本が作れます。

記憶が薄れてしまわぬうちに。思い立ったその時に。

◇私の場合はこうでした。

20代の頃に母と共に交通事故に遭い、二人そろって入院したことがありました。夜9時の消灯時間がくると、母はぽつりぽつりと思い出語りを始めました。その人生が困難であったことはある程度感じていましたが、夜毎初めて聞かされる逸話の数々は驚くほど記憶が鮮明で、暗い天井に母の子供時代、娘時代が浮かび上がりました。その時「お母さんの人生、本になるね」などと言っておきながら、なぜ元気なうちにあらためて話を聞いて書き留めておかなかったのか。せめてメモ書きでもしておけば、兄弟姉妹、子らに伝えることができたのに。

母の書いた絵手紙は母の声で聞こえてきます。もし今、あの時の話しが母の言葉で綴られた自分史があったなら、残された者にとって、どれほど生きる支えになったことかと思うのです。

その後悔もあり、できるところから私自身の自分史作りを始めようと思い立ちました。最初に書いたのは自分史を学ぶ講座の中で、二人の娘たちとのエピソードを3つ。ささやかな日常の記録のなかに、たいせつな思いをこめました。娘たちにはまだ見せていませんが、これから先いつでも渡せる形になったことに、とても満足しています。


このような思いをお持ちの方に自分史づくりをおすすめします。

○これまでの日々を整理し、記録しておきたい。

回り道をしてきたことも、無駄に思える時間もあったかもしれません。でも今、自分史を書きたいと思うあなたがここにいます。今のすべてが過去からの続きであるように、今のすべては未来の自分につながっています。自分が自分のよき理解者として、この先をより良く生きていくために。

○子や孫に伝えておきたいことがある。

親しい方との共通の思い出を書き残したものは、その方々の記録にもなります。ページをめくればあなたの声が語りかけてくるような、懐かしさのなかに生きるヒントをみつけてもらえるような、そんな自分史を残しましょう。

○親や祖父母の人生を知りたい、語り継いでもらいたい。

あなたの知らない若かりし頃のことなど、お元気なうちにぜひお聞きしてください。近親者よりも他人の方が、話しやすいこともあるものです。私が皆さまに代わって聞き書きをいたします。この自分史作りを人生の節目の贈り物にされても喜んでいただけることと思います。

○創業の志や信条を語り継ぐ「社史」をつくりたい。

事業主の方にとってその経営と自らの人生を分けては語れないことでしょう。創業の志や変遷を記録しておくことは事業承継にも役立ちます。こうした事業関連の記述が大半で頒布を目的として作成する場合は、「社史」としてお見積もりさせていただきます。